名古屋市名東区の司法書士 酒井健のブログ

勝山左義長祭りの美しさを一眼カメラで捉える!おすすめの機材と設定

今年(2023年)の2月25日・26日に福井県勝山市で勝山左義長祭りが開催されました。
この勝山左義長祭りは、少なくとも300年の歴史を持つようで、奥越前に春を呼ぶ「奇祭」として知られています。

過去2年は新型コロナウィルスの影響のより中止となりましたが、今年は感染拡大前に近い規模での開催となったようです。一方で、感染拡大予防対策として一部内容を制限しての開催となった模様です。

この記事では、今回初めて足を運んだ経験から、勝山左義長祭りを撮影するにあたり皆様のヒントとなりそうなことをお伝えしたいと思います。

筆者
筆者

私は初日の土曜日に行ってきました。
ぜひこの記事をご覧いただき「行ってみたいな」と思っていただけますと嬉しく思います。
ちなみに、今回もタイトルはBING AIにつけてもらいました(笑)

今後の開催内容にはご注意ください

この記事は、2023年開催時の経験を元に記事を作成しています。2024年の以降の開催は社会情勢の変化により通常時とは異なる可能性がありますので、お越しの際は主催者ホームページをご覧ください。

勝山左義長祭り 基本情報

基本情報

開催場所

福井県勝山市 市街地
※えちぜん鉄道勝山駅から徒歩圏内です。

関西地区や首都圏からであれば、北陸本線福井経由がいいと思います。しかも(来年の左義長祭りには間に合いませんが)、2023年度末には北陸新幹線が敦賀まで延伸となりますので、首都圏からのアクセスもずいぶんよくなると見込まれます。

一方で、中京圏からは鉄道利用では遠回りですので、自動車でのアクセスがおすすめです。東海北陸自動車道で美濃白鳥インター、油坂峠道路と国道158号線を経由で到着します。また、2026年には中部縦貫自動車道の福井県部分が全通しますので、名古屋から勝山市まで高規格道路1本で結ばれることとなります。

開催日時

毎年2月の最終土曜日と日曜日の13時頃から21時ごろまでです。

2月下旬の開催なので、寒さ対策は万全を期していただきたいと思います。

よほどの荒天であれば中止なのでしょうが、時期的に中止の可能性は低そうです。ただし、大雪の可能性があるのでお出かけの際は特にご注意いただければと思います。

勝山左義長祭り 歴史

歴 史

よくわかっていない起源

実は勝山町左義長祭りの起源に関してはよくわかっていないようです。史料に現れたのが1748年(江戸時代)とのことですが、それ以前から行われていたと考えられています。

そもそも左義長ってなに?

左義長祭りは、宮中の慣習を源流にもつ、毎年旧暦1月15日(太陽暦で2月下旬)に行われる火祭りとのことです。その意味は、火を通して神を送り、五穀豊穣や鎮火を祈願することのようです。

左義長祭りは、またの名をどんど焼き、道祖神祭り、三九郎焼き、鬼火、オンベ焼きといわれることもあるそうです。

ガス抜きの意味もあったのでは?

勝山左義長祭りにおいては、江戸時代になると、絵行燈が飾られるようになったようで、そこには風刺などの庶民の願望が掛かれるようになったようです。藩主もこれを「無礼講」として認めていたとのことです。

言論の自由の概念など微塵もなかったであろう江戸時代においても、この日はきっと藩主の批判をも認められていたのでしょうから、統治側から見ればうまくガス抜きができていたのかもしれません。

こういうトホホ系から…

社会風刺系までいろいろ取り揃えております(笑)

勝山左義長祭り その魅力に迫る

勝山左義長祭りの魅力

たぐい稀なる祭り

勝山左義長祭りの魅力は、その櫓(やぐら)で行われる「浮く」と呼ばれる演舞にあります。

櫓は市内各町内に建てられ、高さ約6メートル、幅約4メートルの木造の舞台です。

その上で赤い長襦袢姿の大人や子どもたちが太鼓や三味線、笛、鐘などで軽快な囃子を奏でながら、おどけた仕草を見せます。この様子は全国でも珍しいものだそうです。

とにかく明るい祭り

日本には様々な特徴を持つ祭りがありますが、大阪府岸和田市のだんじりのような「激しさ」が特徴の祭りがあれば、富山市のおわら風の盆の「しっとり」とした祭り、岐阜県高山市の高山祭のような「絢爛豪華」な祭りなど様々な祭りがあります。

この祭りを一言で表すのであれば、「とにかく明るい祭り」でしょう。この明るさは写真での表現では限界がありますので、ほかの方の動画ですが、YouTubeを貼っておきたいと思います。

このような勝山左義長祭りは、伝統とユーモアが溢れる魅力的なお祭りといえましょう。

筆者
筆者

文中にあるおわら風の盆の記事はこちらからどうぞ

勝山左義長祭り 撮影ガイド

撮影ガイド

防寒対策は必須

2月下旬ということもあり、だんだんと春の到来を感じさせる季節ではありますが、やはり寒さ対策は必須です。
特に夕方から夜間にかけては冬の装いをお勧めします。

概ね雪は溶けていると予想できるので、足を滑らせる可能性は低そうですが、私が冷え性なこともありますが、暖かい防寒ブーツをお勧めしたいと思います。

また、暖を取るための焚火があちらこちらにありますので、焚火にあたりたい方は綿素材などの難燃性の服をお勧めします。

勝手推奨レンズ

私はフルサイズ換算で40mmと85mmのレンズを持っていきました。

しかし、40mmの活用場面はありませんでした。ですので、70-200mmのレンジのズームレンズが最も使い勝手がいい気がしました。

ちなみに、例年ですと観光客も櫓に上がれたりするようなので、その場合は広角レンズも活躍しそうです。ただし、今年はそのような行為が禁止となっていて、真偽不明ですので、広角レンズの使いどころについては、追って調査したいと思います。

なお、夜間の櫓には照明が仕込まれていますので、暗さに苦労することはないと思いので、近年のデジタルカメラの高感度耐性を考えれば、特に明るいレンズである必要性は薄いと思います。しかし、動きを止める表現をする場合かつ夜間の場合は明るいレンズを選択したほうがよさそうです。

筆者
筆者

以上が勝山左義長祭りの撮影ガイドです。皆様もぜひ一度足をお運びください。街をぶらぶらするだけでも楽しいですよ~